お風呂の健康作用

お風呂の健康作用

 

皆さんはお風呂にしっかり浸かっていますか?

忙しいからシャワーだけ、暑いから湯船には浸からない、なんてことはしていませんか?
入浴には体にとって様々な健康効果があります。今回はその入浴の健康作用について書いていきます。

 

日本はお風呂先進国

世界で毎日のように湯船に浸かる習慣があるのは日本だけなんです。水資源が豊富で火山国という独自の環境が日本人を世界一のお風呂好きにさせたとも言われています。

日本の「自宅の浴槽に溜めた湯船に浸かる」という入浴スタイルは平安時代から近世にかけて、貴族や武士などの一部富裕階級から始まります。江戸時代には人口増加と比例して「銭湯」が増えていったこともあり、人々に多く利用されるようになっていきました。そして、一般大衆に広がるまでは第二次世界大戦後の高度経済成長期までかかりました。

温泉に関しては6000年前の縄文人が入っていたと推測する報告もあります。また温泉を健康利用していたことが「出雲風土記」に記述されているようです。約1300年も前から温泉療法が実践されていたのです。

入浴の健康作用

遥か昔から温泉療法が実践されていた日本ですが、入浴にはどんな効果があるのでしょうか?
以下が入浴の健康作用です。

①温熱作用

体が温まることで、血管が拡張され血液の流れが良くなります。血流が良くなる事で酸素や栄養、ホルモンや免疫物質が体の隅々まで送られるようになり細胞が活性します。もちろん免疫力も上がります!さらに、二酸化炭素や老廃物、疲労物質などのいらないものも回収してくれる働きもあります。

②圧迫作用

お湯の水圧で全身がマッサージされたような効果が得られます。心臓や血管にも圧が加わるので血流も良くなり、温熱作用と同様の効果があります。

③浮力作用

浴槽に入ると体が軽く感じる事を浮力作用と言います。泳ぐ時に浮いていられるのもこのお陰です。水中にいる事で、日頃から受けている重力の影響を軽減することが出来ます。その結果、関節や筋肉の緊張が解放され、全身が緩まります。脱力できることで、精神のリラックス効果にも繋がっていきます。この浮力を利用したリハビリもあります。

④蒸気作用

浴室内の蒸気で鼻や喉の粘膜に湿り気を与える事で免疫力UPします。入浴中にゆっくり呼吸を整えて湯気を吸うと、免疫力も上がり、自律神経の正常化にも繋がっていきます。

⑤リラックス作用

上記の作用により、自律神経が正常化されるため、お風呂に浸かるだけで心がホッとなります。密室で一人になれば心が落ち着きますし、家族と入る場合はコミュニケーションの場にもなります。お風呂は最強のリラックス空間なのです!

まとめ

今日からしっかり湯船に浸かろうと思って頂けたでしょうか?

体は温まって、適度な圧力を受けて、浮力で脱力して、お風呂は体の回復をはかれる最高の空間です。
家でも自律神経を整えて免疫力を上げられるお手軽な方法です!

僕自身は毎日20分以上浸かっている人間です。そのお陰か体の冷えで悩むこともなく、真冬でも裸足です。笑 風邪をひくこともほとんどありません。自分の心を落ち着ける時間としても効果的だと感じています。お風呂で皆さんの心と体が健康になりますように!

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