その消毒は本当に必要?簡単な微生物の話

その消毒は本当に必要?
簡単な微生物の話

コロナ禍の現在、除菌や消毒をする人が増えています。
お店に入るたびに消毒、頻繁に合成石鹸での手洗い、この除菌や消毒は本当に体にとって有益なものなのでしょうか?微生物(ウイルス・細菌・カビ)は完全に悪であるという風潮は本当にいいことなのでしょうか?

結論から言うと
「過度な除菌は健康を損なってしまいます」
と言うことで今回は皆さんが排除しまくっている微生物について書いていきます。

微生物の分類

現在、皆さんが怖がっているのが微生物の中のウイルスということになります。
ウイルスは物質と生物の中間的存在で起源が不明で、生物の細胞に寄生しないと生きることができない特徴を持っています。そのため基本的にはウイルスの毒性が強いと宿主(寄生先)がすぐ死んでしまうため、感染はあまり拡大しません。毒性が弱いと宿主はすぐには死なないため感染源となり感染を拡大していきます。ウイルスは変異するもので、そうなると毒性は弱まっていくのが通例です。

 

微生物の大きさ

ウイルスは25〜350nmで微生物の中でもウイルスが一番小さいです。マスク繊維の隙間は10〜100μmなため、マスクをしていてもウイルスは容易に侵入してきます。マスクにはウイルス感染予防効果は無いということです。
ただ、咳や鼻水などの症状がある人に対しては飛沫の拡散を防ぐことができます。しかし、ウイルス放出は防げません。

 

微生物の働き

微生物は自然界でも重要な働きをしています。

・不要なものを分解する。(不自然なもの、死んだもの、傷んだもの)
役目を終えたものを分解する働きがあって、健康なものや自然に沿ったものには害を与えない。
・有機物を分解する過程で、様々な毒の浄化をしている。
(農薬、化学肥料、公害、洗剤、添加物、放射能など)
毒が少量であれば微生物が分解してくれますが、現代社会は化学物質などの毒にまみれており、微生物の力が及ぶ範囲をはるかに超えていると考えられる。
・有機物を分解し、植物に養分を供給する。

不要なものを分解し自然に返し、
再び植物に変化させ、生き物に繋がる

自然の生と死を循環させるために微生物は重要な役割を果たしています。

 

常在菌の重要性

自然界だけでなく、人にとっても微生物は重要な存在で、腸だけでなく皮膚や口腔、膣などのあらゆる場所に常在菌が存在しています。健康に生きていくためにも、なくてはならない存在です。特に常在菌が多く重要なのが「腸内細菌」です。

腸内細菌の本来の働き
病原菌の侵入を防ぐ
・食物の消化と吸収を助ける
・必須アミノ酸、必須脂肪酸、ホルモン、ビタミン、ミネラルといった栄養素を供給する
・有害物質を分解する(農薬、添加物、発がん性物質、放射能など)
・免疫を活性化させ、感染を防ぎ、炎症、アレルギー性疾患などを抑制する
・神経伝達物質の産生を助け、神経系や大脳活動を調整する
・腸管運動を調整し、下痢や便秘を予防する
・腸管以外の臓器の機能を活性化させる
・脂質代謝を活性化させる
・酵素を活性化させる
・人が消化できない食物繊維を分解する
・短鎖脂肪酸を産生し、エネルギーを供給する

このように腸内細菌は人の健康を根本から支えています。

腸内細菌といえば善玉菌と悪玉菌のイメージが強いと思いますが、体内で1番多いのは「日和見菌」といって、善玉と悪玉どちらにも属さない菌です。善玉菌が増えれば善玉菌のような働きをし、悪玉菌が増えれば悪玉菌のような働きをします。腸内細菌がいいというのは、この善玉菌・日和見菌・悪玉菌のバランスがで決まります。

健康的なバランスは善玉菌2~3:日和見菌6~7:悪玉菌1と言われています。

そして腸内の各菌には役割があり、皆さんがネガティヴなイメージを持っている悪玉菌は善玉菌を活性化させるための働きがあります。悪いと思い込み排除していたら、腸内細菌はうまく働いてくれません。

腸内細菌のバランスを崩してしまう原因
・特定の菌だけを増やす健康食品やサプリ
・抗生剤 ・うがい薬 ・ワクチン ・抗菌グッズ ・農薬 ・食品添加物 ・放射能
これらは腸内細菌に大きなダメージを与えてしまいます。

腸内細菌の状態が悪くなると
・腸内の腐敗を進め、下痢や便秘を起こす
・発がん性物質をつくる
・アンモニア、硫化水素、インドールなどの有害物質をつくる
(腸管や腸内細菌にダメージを与え、肝機能異常につながる)
・免疫力を弱める
・高血圧、がん、動脈硬化などの慢性炎症を引き起こす
・リーキーガット症候群を引き起こし様々な疾患の病因をつくる

見ての通り腸内細菌のバランスが崩れると悪いことしかありません。
そして今の時代に重要な免疫力を左右するのも微生物です。常在菌は人間にとっても大切なんです!

ウイルスは悪なのか?

世間一般的には「悪」のイメージが強いと思います。確かにある一方向から見れば何かしらの病原となるため悪と思われるのも仕方ないことです。その一方で、他の微生物と同様にいい働きもしてくれます。身体の機能を進化させるうえでウイルスが役に立っていたり、ヘルペスのように他の病原体の感染をブロックしてくれる働きもあったりします。そうなるとウイルスも全てが悪ではなく人間に必要なものだったりします。

流行りのウイルスとどう向き合うか?

ウイルスを含む微生物と共生することが、体と心、自然にとっても良いというのは間違いありません。

常識的な範囲を超え、必要以上に微生物を排除しない

これがこれからの時代に、より必要になっていきます。そして、これからはワクチンや薬などの影響で、本来の体の機能がどんどん落ちていく時代になっていきます。今気づいて、元々備わっている内なるドクターを呼び戻し、高めていくことをしていかないといけません。以下は流行ウイルス騒動や日々の生活で低下した体の機能を取り戻すために簡単にできることです。

今すぐできる体の機能を取り戻す方法
・TVを消して流行ウイルスの偏った報道を観ない。
・必要のない所ではマスクを外す。
・人と会って、沢山会話をして笑う。
・睡眠時間をいつもより多く取る。
・できる範囲で食品添加物の入っていないものを食べる。
・ゆっくりとお風呂に浸かる。

細かく言えばまだまだありますが、これらは家でも簡単にできることなので、今すぐ実践してみてください。

最後に

恐怖を煽る報道、間違った情報の氾濫、同調圧力、ワクチン

これらよって社会が誤った方向に行き、子どもたちの未来が危ぶまれていると感じ今回の記事を書きました。このまま流行りのウイルスを怖がり続けていいのでしょうか?自粛や時短、これをこのまま繰り返し続けて本当に意味があるのでしょうか?メディアや政府の言っていることは全て正しいことなのでしょうか?ウイルスの流行から1年が過ぎました。私たちの生活はこれで良いのか?今一度考え直す時期だと思います。まわりの大切な人を少しでも守れるためにこの記事が参考になればと思います。最後まで見ていただきありがとうございました。

 

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